監督:野村芳太郎 原作:松本清張 出演 :丹波哲郎 (今西栄太郎)、森田健作 (吉村正) 加藤剛 (和賀英良)、加藤嘉(本浦千代吉) 1974年 この映画は絶対に日本を代表する作品だと思います。 私は原作を読んでいないのですが、松本清張本人をして「原作を越えた」と 言わしめたというぐらい高い評価です。 ストーリーは、殺人事件の犯人を追う話なのですが、裏に隠された『ハンセン病』や 『差別』、『偏見』など… 悲しさとやり切れない気持ちになりました。 ラスト30分…『宿命』というタイトルの素晴らしい音楽とシンクロさせながら 父と子の放浪の旅…二人にしか分らない辛く悲しいシーンが描かれていて、 もぅ〜〜 号泣ですぅ〜〜 (。>0<。) びええん 今西刑事役の丹波哲郎と吉村刑事役の森田健作。 二人とも若いでね〜 音楽家役の加藤剛 三木謙一役の緒方拳 □■ ストーリー ■□ 昭和46年6月、 国鉄蒲田操車場内で60代の男性の他殺体が発見される。 事件直前、 バーで被害者と若い男が東北訛りで話しているのが目撃されており、 その店のホステスが耳にした"かめだ"という言葉を頼りに、 刑事の今西と吉村は秋田の"亀田"へと向かう。 しかしそこでは何一つ事件に結びつく手掛かりは得られず再び東京へ。 音楽家・和賀英良、 銀座のホステス・高木理恵子など不審な人物が次々と現れる。 そして、 被害者は島根の"亀嵩(かめだけ)"で長年警察官として勤務していた 三木謙一という男性であることが判明。 早速亀嵩へと向かった今西は、 桐原という老人から数十年前に起きた出来事を聞かされ…。 松本清張の同名小説が原作。差別・貧困・欲望という人間の暗部が引き起こした悲惨な事件を、 ドラマティックかつスリリングに描いた社会派サスペンスの傑作。 松本清張作品は映画やテレビで数多く映像化されているが、 その中でも本作は内容、 興業ともに最も成功した作品です。 桐原老人から三木謙一の話を聞く そのなかに流浪の父子の話が… 渥美清が映画館の主人の役で登場 映画館に手掛かりが… 音楽家・和賀の愛人役の島田陽子 ■ 後半に明かにされていく幼い頃の出来事 三木との再会と…… |