第13回 PFFスカラシップ作品 「バーバー吉野」(2003年)

監督・脚本: 荻上直子
出演: もたいまさこ、米田良、大川翔太、村松諒、宮尾真之介
 石田法嗣、岡本奈月、森下能幸、たくませいこ、三浦誠己、浅野和之、桜井センリ

2004年 ベルリン国際映画祭
キンダー・フィルム・フェスティバル招待 スペシャル・メンション授与


これ!面白い!

TSUTAYAの半額の時…
何気に見た「
その町の少年は皆、同じ髪形をしていた…」の文字
何?何?同じ髪型?吉野ガリ?こりゃあ半額だから借りるしかないでしょう!
ってことでレンタルしました。

観たらさあ、めちゃ面白いじゃあないの!ママは気に入った!!
和製「スタンド・バイ・ミー」みたいで、おバカな小学生がまた面白いのです〜
観終わった時、心がほのぼのする映画ですよ!

映画評価 ★★★★






■ ストーリー ■


その町に理髪店は一軒しかなかった。
男の子は、バーバー吉野のおばちゃんが切る“吉野ガリ”という髪型にすることが、
町の掟であり、それを疑問に思う者は誰一人いなかった。
おばちゃんは、口うるさいが仕事は丁寧で、町の人からの信頼も厚い。
学校帰りの子供たちにおやつをくれたりする、いい人だ。

しかし、東京からやってきた転校生の髪型に、少年たちの心は騒いだ。

思春期を迎える前の、初恋、性の目覚め、少しずつ大人になっていく少年たちを
女性監督のやさしい目で描いている。

皆同じおかっぱ頭にするのを、全く疑問に思わなかった子供たちが、
東京から来た転校生の今風の髪型(しかも茶髪)を見たことから、疑問が生じてくる。

小さな町の純朴な少年たちが、様々な経験を通して成長していく様子を描いている。

吉野ガリ を強制する、バーバー吉野のおばちゃん(もたいまさこ)の、口は悪いが、
なぜか子供に慕われる人柄も、この作品に奥行きを与えている。



 
吉野ガリ




バーバー吉野のお父さんと息子



 
東京からの転校生は”吉野ガリ”を拒否する
どこの田舎町にもいた変なおじさん…この町では”ケケおじさん”




バーバー吉野のおばちゃん
伝統の”吉野ガリ”を受け継いでいる町で唯一の理髪店

おばちゃんの町内放送は最高〜〜♪
『よい子は、早くお家に帰りましょう〜』 『気をつけよう〜、暗い夜道と青大将(蛇)〜〜』
『大事にしよう町の伝統。早く摘もう非行の芽。やっぱり子供は吉野ガリ〜〜』
パパとママはこの放送に大ウケ〜 (≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!



 
思春期前の子供達、いろいろ興味が…。 隣町の美容室でカットしようと試みるが……。




遂に転校生も”吉野ガリ”にされてしまう〜 (T_T)




みんなは反抗して毛を染めてしまう



 
伝統は伝説になってしまった〜〜




でも、おばちゃんのところは子供達でいっぱい〜
おばちゃんを慕ってやってくる〜 (*^_^*)




でも、知らないうちに、最新のヘアスタイルに異変が〜〜