監督: カン・ウソク
原作: ペク・ドンホ
脚本: キム・ヒジェ

出演:ソル・ギョング、アン・ソンギ、ホ・ジュノ、チョン・ジョヨン
イム・ウォンヒ、カン・ソンジン、カン・シニル、イ・ジョンホン
2003年 韓国


昨年12月24日に公開された「シルミド/SILMIDO」。
公開後37日目で、これまで「友へ チング」が持っていた観客動員記録(818万人)を突破。
封切から58日目にあたる2月19日、韓国映画史上初めて、1000万人の観客動員記録を達成した。
その後も順調に観客動員を伸ばし続け、1200万人が劇場に足を運んだそうです。
この数字は、この映画を鑑賞できる15歳以上の韓国国民3500万人の3分の1以上なんだって。

 90年代後半から、小説、テレビなどでそれまで知られていなかった真実が少しずつ明らかになり、
ついに、"実尾島(シルミド)事件"が映画化されたそうです。

JSAやシュリと違って、評価が分かれる映画ですね!
ストーリー的にはどうかなぁ…  私は微妙…
実話をもとにしているからなのか、脚色があまりにも抑えられている感じです。
この映画はドキュメンタリー映画として観た方がいいのかな?

やはり、ストーリー的には、兵士たちの心の葛藤とか友情、恋愛…なんかを
もっと欲しかったな〜って思いました。

ちょっと辛口なコメントになってしまいましたが…この映画は作られて
本当に良かったと思います。こんな悲劇は二度と起こらないように…



「シルミド」に続いて、朝鮮戦争を描いた「ブラザーフッド」が公開され、
「シルミド」を抜いて観客動員の新記録を作ったようです。

日本でも「ブラザーフッド」の方が受け入れられそうな気がします。
なんたって、チャン・ドンゴン、ウォンビンが出ていますからね!
ままも、観に行く予定です〜〜 (^^)v



 
死刑囚上がりの訓練兵カン・インチャンは、「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」で最高の
演技力を見せたソル・ギョング。この映画でも684部隊の第3班長を見事に演じている。
そして訓練兵を指導する兵士たちの責任者チェ・ジェヒョン准尉を演じるのは国民俳優アン・ソンギ。



 
ハン・サンピル役のチョン・ジェヨンとクンジェ役のカン・シニル




□■ ストーリー ■□


1968年に起きた北朝鮮による青瓦台(大統領官邸)襲撃未遂事件への報復として、
当時の朴大統領は「金日成暗殺」の秘密指令を下す。
31人の囚人やチンピラから成る部隊が組織され、「逮捕されれば自爆、落伍者には死を」の
モットーの下、実尾島(シルミド)で3年以上の過酷な訓練が課された。
1968年4月に結成された部隊なので684部隊と呼ばれた。

しかしながら融和路線への流れの中で、指令は突然解除。
そして、政府は684部隊の存在そのものを消そうとする。
自分達の処遇に不安を感じた684部隊は、バスを乗っ取りソウル中心の青瓦台へ向かう…
しかし、途中で軍に阻まれ…




素人同然の訓練兵を鍛え上げる空軍部隊のリーダー
訓練兵たちとの絆を感じながら、抹殺の指示を受けて悩む。




684部隊の3人の班長




完全武装でソウルに向かう



 




追い詰められていく684部隊